貯金を始めてどれぐらいたったころかな?もうすっかり節約に慣れてお金が貯められるようになってた時期。
とはいっても「お金を貯める」ことに意識は向いていたけど、「お金の使い方」はそんなに意識してなかったときです。
その時の一番のお金の使い方は「かわいいお洋服を買うこと」。
そんな時期に、わたしのお金の使い方を見直すきっかけがありました。
わたしが変わったきっかけは大好きな先輩でした。
わたしが独身時代勤めていた会社では、お昼時間になるとある程度集まって一緒にお昼を食べていました。
忙しい時は、みんな昼休み返上で働くこともあったけど、基本的には大体似たようなメンバーで、たまに誰かが入ったりという感じでした。
時々入ってくれる先輩がいたのですが、わたしはその先輩が大好きでした(かなり年配の女性でわたしの母より少し年下ぐらい)。
というのも、その先輩が入るとお昼の話題が明るくなるから。
なんでなのかな~?なんて思っていたのですが、話の「引き出し」が多いからなのです。
例えば、Aさんが旅行に行った話をしていると、うまい具合で話を広げてくれる。というのも、その先輩は興味の範囲が広いし経験が多い。だからいい相槌を打てる。
よく旅行にも行ってたんですよね。だから、その先輩が話に加わると本当に楽しい!
わたし(やその他の周り)は、「へえ~」とか「ふ~ん」とかそんな感じで終わっていたので、いまいち広がらないのです。
それに気がついてから、わたしはもうちょっと視野を広げよう!と思うようになりました。興味を持つようにしようって。
そして、わたしが始めたことはフットワークを軽くすること。
今まで家でゴロゴロが大好きだったのですが、お出かけを意識してするようになりました。
今では夫と二人でいろいろな場所にお出かけしています。札幌から厚岸(あっけし)まで牡蠣祭りに行ったり、襟裳(えりも)のうに祭りに行ったり。
多分、道内の人じゃないとイメージできないと思うのですが、札幌から厚岸とか超遠いです。北海道はでっかいどう(笑)
昔のわたしだったら、多分無駄と思っていたような気がします。だって、そのお金をかけるぐらいなら札幌で十分おいしい牡蠣をたくさん食べられます(笑)
それに、もともと旅行よりお洋服好きだったし。
でも、今はそういうのを無駄と思わなくなったのです。
本当は「相手の話をきちんと聞く」ことができていれば、旅行に行く必要はなかったのかもしれないです。
でも、わたしは「自分の興味のないこと」を興味があるように聞けない、話を広げられない。(人間的に未熟です。)
だったら、自分が飛び込むしかない。そしたら、思っていた以上に楽しくていい思い出ができ、世界が広がったように思ってます。
そして、相手の話も楽しく会話を広げられるようになった気がするのです。
とはいえ、今もかわいいお洋服を買うのは優先順位は高いです(笑)でもそれと同じぐらい「楽しい思い出」に使いたいなって思うことが増えました。
モノばかりに価値を置いていた自分が変われたのは、まぎれもなく先輩のおかげ。本当に感謝しています。